食中毒が治まるまでの記録

昼に「ねぎねぎ塩チキン」を食べ、夜に「トマトと卵炒め」「豚ホルモンの炒め物」を食べた。麒麟謹製ホワイトサワーとビールも飲んだ。

夜1時ごろに突然気持ち悪くて目が覚めた。水でも飲もうかと起き上がったとたんに胃の中が逆流してきたのでトイレにダッシュして全力でゲロを吐いた。

麒麟謹製ホワイトサワーが合わなくて吐いてしまったのかな、とこの時は思った。

白湯をのんで一息ついたころ、また吐き気を催したので全力で吐いた。この時井の中が空っぽになるまで繰り返し吐いた。少し赤いものも混じっていたので「血かも?」と不安になった。

そして何度も吐きながら下痢が少し漏れた。吐き切った後は今度は下痢便をした。なんども下痢が出た。パンツは洗面所で水洗いしてから洗濯機に放り込んだ。

このころになってやっと食中毒だと気づいた。

体の節々が痛いので体温を計ったら37.1度だった。絶妙につらい微熱。寒くてたまらなくなってきたので、暖房をつけてストーブを付けた。

過去に食中毒になったときは、全く気付かずに1週間以上も症状が続いた。何を食べても水を飲んでもすぐ下痢になって出てくるので、水も食べ物もあまりとらなかったのが災いして、毒素が排出されずに症状が長期化してしまったのだ。

その反省を生かして、白湯をガブガブ飲んで排毒することにした。白湯を飲むと10分後には水下痢が出た。これをどんどん繰り返した。白湯を飲んでも尿は全くでなくなった。水分を吸収していないのだと思う。

翌朝までほとんど眠れず過ごした。

寝不足だが、熱が出て体が痛くおなかも重くて不快なので全然眠れない。

とにかく毒素を出し切ろうと白湯を飲み続けた。すると10分後が30分後になり1時間後になっていった。どうやら毒素が減ってきたのかなと感じた(が、実はおなかに何も入ってないため症状が和らいだだけだった模様。まだ毒素は出きっていなかった)

安心して白湯を飲むのを止めて少し寝た。寝ているときおならが出そうな感覚になるがそれはおならではなく下痢なので毎回起きてトイレに行った。

あまり寝られないので起きてみたが、おなかはズンと重く食欲は全くない。白湯を飲むとすぐに水下痢が出る状態は変わらない。

夜はなるべく長く寝たいので、しばらく白湯を飲まない時間をとってから就寝した。

やや長時間眠れたように思うが、月曜4時には下痢をもよおして目が覚めた。ただし熱は無くなったようなので回復していると感じて少し元気が出てきた。

これでは出社は無理と思い、休むことを告げた。

白湯を飲むと1時間以上たってから水下痢になって出てくる状態。尿も少しだけ出た。

回復しているに違いないと感じ、白湯を飲み続けた。徐々に水下痢の出が遅くなり、尿も出るようになった。午後にリモート打ち合わせがあったのでそれだけは出席した。

その日の夜に少しだけご飯を食べてみたが、非常に気持ち悪くなった。吐くのを我慢して横になったところ、その日の夜は眠ることができた。

翌日、もともと休みの予定だったので、午前中はゆっくりと白湯を飲みつつ下痢が出ないことを確かめて過ごした。午後は今半のすき焼き食べ放題を予約していたため、昼に食べ放題に向かった。食欲はほとんどなかったが年に一度のチャンスなので無理に気分を高めつつ臨んだ。

すき焼きは非常においしくいただいた。が、断食2日からのA5ランク牛はあまりに脂っこくて思ったほど食べることができなかった。締めの卵かけご飯は一口だけ食べてほとんど残してしまった。不完全燃焼。無念すぎる。

断食後におなか一杯食べるとグロッキー状態になり、歩くのもままならなくなる。これは人生2度目の経験だが、今回は予想できた。予想できたが避けることはできなかった。無念。

帰宅する時に友人から「おいしかった」「もっと食べられたかも」といった話を振られたが、すき焼きを思い出すだけで何度も吐きそうになった。そのためあまり楽しげな反応ができなかった。風にあたるために電車を途中で降りて涼んだりしながら、ふらふらと帰宅すると激しい下痢に襲われた。水下痢が何度も出た。吐きそうになったがもったいないので我慢した。実は毒素はまだ残っていたようだ。白湯なら不快感が少なかっただけで食べ物を入れると不快感が強まって吐き気や下痢の症状が現れるようだった。

夕方、17:00-20:30まで打ち合わせがありリモートで参加した。(アホらしい打ち合わせだった)

吐き気が残ったまま、その日は就寝。夜中起きることもなく眠れた。

翌日、おなかの重さはかなり軽減していたが、大事をとって会社を休むことにした。

白湯を飲んで過ごしたが、午前中に下痢が出た後は、尿がしっかり出るようになった。

夜、袋めんをふやかして食べてみたが、吐き気はほぼなく下痢も出なかった。ようやく回復したと感じた。

少しだけアルコールを飲んで寝て、翌朝から勤務に復帰した。