歩いて帰宅10日目

 

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意味深な貼り紙に目が止まった。

川柳でもなく韻を踏んでもいない。しかし何かの詩のようにも感じる。

誰かに嘘をつかれて裏切られた人の恨み節と読むのが素直なところだが、わざわざフリガナを振ってあるところもなんか怪しい。宝の在処を示した暗号の可能性は捨てきれない。井伊直弼徳川幕府を立て直すための財宝を何処かに埋めたというアレだ。あの在処を示す暗号なのでは。

もしくは、この歌になぞらえて連続殺人事件が起きるやつかもしれない。

いずれにしろダークな気配を感じる貼り紙である。

 

歩いて帰宅9日目

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世にも不思議は枯山水の駐車場。車を停めた姿もさぞや風流であろうと思われる。駐車場に日本庭園の要素を盛り込むという恐ろしい発想に思わず足を止めて魅入ってしまった。

 

今日は道に迷って遂に逆走してしまった。自分が思っているのとは逆方向に進んでいると気付いたとき、徘徊して行方不明になる老人の気持ちを理解して絶望した。認知症待ったなしである。

歩いて帰宅8日目


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人に向けたメッセージが大量にある踏切。しかもラーメン二郎スズメバチと同じ黒と黄色のカラーリング、いわゆる警告色である。一旦止まれ見よ左右。とあるがあまり見通しは良くない。

何やら特別な踏切に感じる。踏切ではなく何かの入口なのではないだろうか。この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ。と書いてある門に近い迫力を放っている。

歩いて帰宅7日目

昨日も今日も、ちょっと回り道しようとしたら道に迷ってわけわからん所を歩いてしまっている。

 

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この自販機、売れているのか不安。美味しそうではある。

直ぐ側に有料でもいいからガスコンロと鍋があり、椅子とテーブルが置いてあれば、酔っ払いが購入して食べると思う。