歩いて帰宅10日目

 

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意味深な貼り紙に目が止まった。

川柳でもなく韻を踏んでもいない。しかし何かの詩のようにも感じる。

誰かに嘘をつかれて裏切られた人の恨み節と読むのが素直なところだが、わざわざフリガナを振ってあるところもなんか怪しい。宝の在処を示した暗号の可能性は捨てきれない。井伊直弼徳川幕府を立て直すための財宝を何処かに埋めたというアレだ。あの在処を示す暗号なのでは。

もしくは、この歌になぞらえて連続殺人事件が起きるやつかもしれない。

いずれにしろダークな気配を感じる貼り紙である。