多摩川から遥かに望む富士山の向こう側に夕日が沈む頃、人の頭の少し上をコウモリたちが激しく飛び回るのが風物詩となっている。
赤く染まった空に音もなく飛び回る黒い翼。彼らが食べているのはおそらく羽虫と思われる。頼もしい。どんどん虫を食べて欲しい。しかし、かなりのコウモリが飛び回っているにもかかわらず、羽虫は一向に減る気配がない。
「もっと頑張れ！コウモリ！」と喉を絞って人には聞こえないぐらいの高周波(超音波のつもり)でエールを送ってみたところ、エールが通じるのか少しスピードを上げて飛び回っているように感じた。たのんだぞ！
脈絡なく大量に飛び回っているので、ふとしたはずみにコウモリが飛び付いてくるかも、と期待してしまうが、感染症の恐れがあるので素手で触らないほうが良いそうな。
