クリーニング店の老人と猫を見た老人と

初めて訪れたクリーニング店。耳が遠く目も悪いお爺さんが店主。引き渡しは来週になるとの話だったので翌日の夕方受け取りたいことを伝えると「出来ないことはないよ」との反応。それならとお願いしたら、翌日の午前中に取りに来いとの話。依頼よりも早めてくれたが、午後は店を閉めるからだそうな。早くやってくれるのは嬉しいが、かなりヨボヨボなお爺さんだったのでなんか不安。マイナスな気分。

帰り道、靴下を履いたように足元だけが白い黒猫が歩いていた。それを見た通りすがりのお爺さんがニコニコして「おおー!おやおやおやおやー」と声を出しながら自転車で通り過ぎていった。あまりの微笑ましさにクリーニング店でマイナスになった気持ちがプラスになった。ヨシ!