ガイドが人数のカウントをミスして、ダイバーを海に置き去りにするというアリエナイ実話。らしい。
取り残された二人が淡々と浮かんで救助を待っている姿はかなり理性的で意外だった。映画と言えばすぐパニックになる人が多いという印象なので。。。
と思っていたら、やっぱりストレスに耐え切れずにお互いに原因の擦り付け合いを始めたり、叫んだり、やっぱり耐えられんわなーと感じた。数時間後にそうなった点はリアリティがあると思った。
その後ガイドが「ここのサメは人を襲わない」と言っていたが、なぜか二人の周りをうろうろし始めた。だだっ広い海は完全にアウェーで、自分ならどうするかを考えても絶望しかなかった。静かに恐怖が迫ってくる様子がキリキリと希望を搾り取ってゆく。
海に取り残されて遭難した絶望感を存分に味わった。生きているって素晴らしい。
